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住宅の室内の雰囲気は、少しの工夫で一変します。
つまり、家づくりの段階でも些細な失敗が全体の雰囲気に悪影響を及ぼす恐れがあり、ポイントを押さえて対策を講じる必要があります。
そこで今回は、住宅の雰囲気に直接かかわるクロスの種類と選び方のコツについて紹介します。
□どのようなものがある?クロスの種類を紹介します!
1つ目に紹介するクロスは、ビニールクロスです。
塩化ビニル樹脂系の壁紙で、耐久性が高いだけでなく値段が手ごろなのも特徴です。
その特徴から市場での流通量が多く、バリエーションが豊富なのも魅力的ですが、接着剤に含まれるホルムアルデヒドによる健康被害が懸念されます。
ホルムアルデヒドがどの程度発生するかは等級から確認できるので、あらかじめ把握しておきましょう。
2つ目に紹介するのは、紙クロスです。
パルプを使用した輸入ものだけでなく、合成紙や和紙を使用したものもあります。
通気性や吸音性が高いのが魅力的ですが、施工の難しさや掃除のしにくさには気を付けましょう。
3つ目に紹介するのは、漆喰や珪藻土などを原料にした無機質系クロスです。
防火性が高く、手ごろな価格で珪藻土の消臭効果や漆喰の質感を感じられるのが魅力的です。
一方で、施工の際は慎重に下地処理しなければならないことや防汚性が高くないことなど、デメリットも把握しておきましょう。
この他にも、木質系やプラスチック系、繊維系などといった様々なクロスがあります。
選ぶ際はそれぞれの特徴を把握しておくことが大切です。
□家づくりを成功させるために!クロス選びで失敗しないためのコツを解説します!
最初に紹介するコツは、軸となる色は落ち着いた色にして、主張が激しい色は狭い面積で使用することです。
例えば、アイボリーや白を軸となる色に設定する場合、リビングやダイニングなどの壁といった広い面積にはそこから1段階落としたトーンの色を選択しましょう。
特徴的な柄や主張が激しい色など、個性的なものは面積が小さい部分で使用すると失敗を避けやすいです。
続いて紹介するコツは、サンプルの色と実際の環境下での色の見え方の違いを把握することです。
サンプルで見るよりも実際の環境下で見る方が、薄く明るく見える可能性があります。
あくまでもサンプルは参考程度にすることを意識しておくのがおすすめです。
□まとめ
家づくりでは、間取り設定やインテリア選びだけでなくクロス選びにも力を入れましょう。
クロスの種類には、塩化ビニル樹脂系や無機質系、紙などといった様々なものがあります。
これらの特徴と今回紹介したクロス選びのコツを参考にして、おしゃれな空間をデザインしませんか。