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ソファを探す前に、調べておくことが2点あります。
①ソファを置く場所の寸法
人が通るのには最低限60㎝は必要。余裕をもって80㎝から100㎝程人が通るスペースを取ると動線を邪魔しません。それから必要なソファのサイズや形を考えましょう。目で見てこのくらいはあるだろうと思っても、お店は広いので展示品を見るとソファはすこし小さく見えます。実際家に置いたら「大きすぎた!」なんてこともありますので。しっかり実測しておきましょう。
②搬入経路
部屋にはスペースがあるけど、部屋までソファが運べなかった。そんな残念な事になる前に搬入経路を調べておきましょう。通路の幅やドアや掃き出し窓の開口部の幅などを測りましょう。狭そうな所は測っておくといいです。2階に搬入する場合は回り階段があると要注意です。室内以外にも外からの吊り上げや分解して搬入出来るソファ等色々な搬入方法がありますので、大まかでも通路を測っておくと話がスムーズに出来ます。ご新築等の場合は平面図をもって行くと便利です。
この2点を調べたら、ソファ探しのスタートです!
【ソファの種類と特徴】
一概に「ソファ」といっても色々なデザインや用途のソファがあります。
■アームレスソファ
肘置きが無い分座面が広く使えます。スッキリとした見た目、横からも座れます。
■ハイバックソファ
背もたれが高いので頭まで支えられて安定感があります。存在感が大きいので壁際に配置するのがベスト。
■ローソファ
背もたれが低く、視界を遮らないのでリビングダイニングに最適。
■カウチソファ(シェーズロングソファ)
寝転んでゆったりリラックスできるソファ。
■システムソファ(コーナーソファ)
部屋の角に置くならこちら。空間に合わせて形も組み合わせられます。
■ウッドフレームソファ
木のフレームのソファは素材感やデザイン性が高く、圧迫感もありません。後ろから見ても素敵です。
■オットマン
背もたれのないソファ。足置きに使えます。来客時などに使えるので、+αで購入すると便利。
【タイプ別ソファの選び方】
あなたはソファに座るときどちらのタイプでしょうか?
①しっかり座るタイプ
②寝転がってリラックスしたいタイプ
①の人は奥行は深くないハイバックのソファで座面はしっかりめのソファがおすすめ。
特にご年配の方は、立ち上がりやすい、しっかりめの座面が良いです。
②の人は奥行が広めのL型カウチタイプで柔らかめのソファがおすすめです。
しかし、座り心地は色々なソファがありますので、実際に座ってみて決めてください。
【ソファ中材の種類と特徴】
■チップウレタン
ウレタン端材を粉砕し、接着剤をブレンドして型に入れ、蒸気で押し固め圧縮成形された硬度のあるウレタン
■高密度ウレタン
1㎥あたり25kg以上のウレタンが使用されているもの。
■モールドウレタン
専用の金型にウレタン液を流し込んで形成するため、通常のウレタンのようにスライスすることがないため耐久性が高い。
■フェザー
ふわっとした柔らかな座り心地で、包み込まれているような座り心地。 少し手を加えるだけで元のような形に戻すことができるのも特徴。
■ポケットコイル
ひとつずつ袋に入った金属のバネ。弾力があり、体圧分圧性のが高いので長時間座っても疲れにくい。
■Sバネ
Sバネは、S字型の金属バネになります。平面構造なので、様々なデザインのソファーに応用できる特徴があります。
■ウェービングテープ(ウェービングベルト)
布製のゴム素材のバネのことを言います。
他にも色々ありますが大体はこれらの素材を組み合わせて作られています。
【ソファの買い替え時期】
ソファのクッションや張地は長い間使うと消耗します。ソファは大雑把にいうと消耗品。
どんなに高級なソファでも10~15年使えば、へたったり擦り切れたりします。
張り替えや中材の交換など修理も可能ですがソファの構造によっては買い替えたほうがお安くすむ場合もあります。
長く使いたいという方は背クッションと座クッションが外せるタイプで替えカバーが購入出来るソファをおすすめします。
【お子様とソファ】
お子様やペットがいるご家庭は、どうしても汚してしまったり、ソファの上で跳ねたりしてしまう事があると思います。
そんな方には、ウッドフレームの置きクッションタイプのソファがおすすめです。スプリングがない場合が多いので
お子様がジャンプしても壊れにくいです。その分しっかりした座り心地ですが、掃除がしやすいです。
さらにクッションカバーが洗えるものをおすすめします。
【店頭でのポイント】
お店だと靴を履いた状態でソファに座ることが多いと思います。しかし家では靴を脱いで座りますよね。ちょっとの違いですが
座り心地も変わってきますので、出来るようなら靴を脱いで座ってみましょう。お店によってはスリッパ等が用意されている場合もあるのでスタッフに聞いてみましょう!
お店で見るサイズ感と家で見るサイズ感は違います。家具の置いてあるお店は一般住宅より天井が高い事が多いです。空間が広いので、置いてある家具は家に置いた時よりも小さく見えます。サイズはしっかり測りましょう。
張地を選ぶときに張地のサンプルを見て選ぶことがあると思います。張地サンプルのサイズだと面積効果という目の錯覚で少しだけ色が濃く見えます。ソファに張ると少し明るくなるので、そこをイメージして張地を決めましょう。
とにかくお店に行って座ってみましょう。いいソファなら違いがすぐにわかります。
金額が高いソファだから座り心地がいいというわけでもありません。あなたが座った時に心地よく感じるかどうかか重要です。
あなたにぴったりのソファが見つかるといいですね!