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賃貸に住んでいると1回はフローリングに傷をつけてしまうでしょう。
実は小さい傷なら、修復できるのです。
今回は賃貸でフローリングに傷をつけた場合の費用の負担と、小さな傷の補修方法を紹介します。
賃貸を退去する際に支払う修繕費は、全額を支払うわけではありません。
つまり、管理者が出す修繕費と入居者が出す修繕費があります。
それを理解するためには原状回復義務を知る必要があります。
これは、入居者は退去時に借主の故意、過失によらず、注意義務を怠ったので生じた部屋の損傷を修理する義務です。
そのため、わざと壊したり、誤って壁に穴を開けたりした場合などの、普段の生活では発生しない損傷の修理費用は借主が支払い、普段の生活をするうえで避けられない日光の劣化や汚れは管理者の支払いです。
普段の生活で発生する劣化の修繕費は、月々の家賃に含まれており、原状回復は経年劣化と言い難い部分だけを回復する義務があります。
では、具体的に借主が支払うラインを紹介します。
・飲み物をこぼして、シミやカビが出来た場合
・家具を引きずって移動させた際にできるキズや凹み
・窓を開けていることにより発生した雨の吹込みで発生した劣化
・結露を放置して発生したシミ、カビ
・タバコによる汚れ
・釘穴やねじ穴
・借主が取り付けた照明器具の撤去
・掃除していないと考えられる調理場周りの汚れ
・掃除がされてないことに起因する風呂や洗面器の汚れ
・鍵の紛失や、破損
などが挙げられます。
フローリングの小さい傷の場合はホームセンターで販売されている補修キットを使用することです。
1つ目の手順はフローリングに合う色を作ります。
床は使用する材質によって違う色を持っています。
補修する部分の色に合わせて付属しているクレヨンを選びましょう。
2つ目は補修液を置きます。
補修液を補修したい部分に置き、冷めるのを待ちます。
この時のポイントは補修液は傷に乗せるイメージで置きましょう。
固まったら、付属しているへらで表面の盛り上がっている部分を削り取ります。
最後に水で綺麗にふき取ることです。
以上の作業が終わったら仕上げの段階となり、水を含んだタオルで表面を磨きます。
ただし、強くこすりすぎても修繕部分が傷むので、ほどほどにすることをおすすめします。
今回は賃貸でフローリングに傷をつけた場合の費用の負担と、小さな傷の補修方法を紹介しました。
フローリングの傷は小さいものであれば修復できるので、落ち着いて対応しましょう。