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家を買うときには、そのメリットについてしっかりと考えておくことが大切です。家を買おうとする理由はさまざまですが、中には「親のアドバイス」「自分が持ち家で育ったから」という理由の人もいるでしょう。
しかし、時代は常に移り変わっています。昔の常識が今も通用するとは限りません。現在は不動産に価値がつきにくい時代です。
かつては不動産神話があり、不動産は購入した後も価値が上がり続けると信じられていたことがありました。現在では建物の価値は下がり続けるということのほうが常識です。
インターネットなどで調べていると、賃貸よりも持ち家のほうが人生総合でかかるコストが節約できると解説したサイトが見つかります。たしかに、平均すると賃貸よりも持ち家のほうが総合でかかるお金が少ないというのには一理あります。
しかし、それもケースバイケースです。また、過去のデータはあくまで過去の時代のものであり、将来も同じことが言えるとは限りません。住宅ローンを借りたときにいくらの金利で契約をしたのか、返済期間をどのくらいに設定したのかにもよります。
賃貸だと老後が不安という人も多いです。年金のみで生活をしている人は賃貸契約で不利になり、審査に通らないこともあります。ところが、現在は物件のほうが余っている傾向ですので、その心配はなくなるという予想もあります。
少子高齢化がますます進んでいき、将来的には老後も問題なく賃貸物件を契約できるのではないでしょうか。将来のことはだれにもわかりませんが、それほど心配する問題ではないように考えます。
家を買うことには確かにメリットがありますが、本当に賃貸に比べて大きいのかということをしっかりと考えましょう。賃貸でもよいという結論に至ったら、無理をして家を買う必要はありません。
住宅ローンにはリスクもあります。借金が返済できなくなって強制的に家が売られてしまい、さらに多額の借金が残ってしまうという最悪の結果になる人もいます。逆に、お金に余裕があるという人でも、賃貸に住み続けたほうが幸せな人生を送れるかもしれません。